2016 受賞作品|中学生の部|グランプリ
Draw the future(ドゥロー ザ フューチャァ)
釧路町立遠矢中学校
参加者:菊池 春菜、福浦 茉衣
主な使用素材
バドミントンのシャトル、ビニール傘の骨、シュレッダー紙、ロッカーの扉、鉄製の台
作品コンセプト
私はバドミントン部に所属しており、ぜひ、部活で使用していた汗と涙が滲んだシャトル達を作品として残したいと思いました。
シャトルの羽根の部分とコルクを切り離してみると、羽根が鶴のように美しかったので、それを球体状にすることで360°全ての面が美しく見えるのではないかと考えました。
羽根と羽根が重なることで生まれる光や暗さで、私達学生が心の内でそっと抱える未来への希望や夢、将来への不安や戸惑いを表現しました。
そんな正反対な気持ちを抱えながらも、私達は力強く生きているということが伝われば良いなと思います。
審査員 講評
バドミントンで使用したあとのシャトルの羽根の形状や色彩を最大限に生かした造形作品といえます。
特に、球体上にして高い位置に置き、宇宙や未来を感じさせるとともに、内部の空間に中学生としての生き方の様々なものを内包させ、意味付けようとしているところに共同で制作した深さや工夫が見られると思います。
傘の骨やロッカーの扉などの廃棄物を活用した表現は、まさにリサイクルの未来へのメッセージを引っ張っているといえます。