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2017 受賞作品|一般の部|グランプリ

風の機音(カゼノハタオト)
大熊 紹詮

主な使用素材
古布、レースカーテン(部分)、葉脈

作品コンセプト
リサイクルの材料でいかに美しい移り行く四季を織り込む事ができるかの挑戦です。

アピールポイント
古布は古布の姿を消し、レースのカーテンはパーツ事に切り離し優しさと可愛さを取り戻し、ホオズキは葉脈に姿を変えました。五層から仕上がる第一層は1cm×1cmの布を約2万枚貼り付け季節の移り行く様をイメージしました。上部2層から5層は袋縫いの2色の布、レース、葉脈を各層とも2.8cmの等間隔に張り巡らされたワイヤーに貼り付けました。
奥行ができた作品は、体・視線の移動(上下・左右・斜め)により景色が変化します。ご高覧いただける方々に自然が生み出す四季を感じとっていただけるよう製作しました。
審査員 講評
形や色のリズミカルな変化は美しく、深みのある造形作品となっております。奥行きもあり、見る人の角度により景色が変化し、自然が生み出す四季をイメージしたという作者の意図が成功していると思います。現実の世界というより別の次元、つまり異次元の世界に誘いこまれる、そんな宇宙を感じさせてくれるスケールの大きな作品だと感じました。

CATEGORIES

グランプリ, 2017