2018 受賞作品|中学生の部|優秀賞
宇宙生命維持装置(ウチュウセイメイイジソウチ)
長島 ひなた
主な使用素材
ダンボール、ラジオの部品、コンピュータの基板、廃棄された工具、ボルト、ネジ、ワッシャー、スプリング、チェーン、ベアリング、蝶番、コンパス
作品コンセプト
生命は神秘的です。命のないものから、生物はつくられています。
人が使った物も長い年月使い続けると、愛着がわき命が宿ったように感ずる時があります。宇宙に存在する生物も、無生物からできていますが、生命が宿る装置のようなものがあって、生物として存在できるのではないかと考えたのです。
アピールポイント
画面を支えているのは、空き箱の段ボールです。それに、廃棄されたラジオの基板、コンピュータの基板、納屋にあった工具やボルトを貼りつけました。
すべて無生物ですが、生き物のような雰囲気が出る様にしたかったです。赤い色で、生命の存在を表したかったのです。
審査員 講評
46億年前、地球が誕生した後、様々な偶然が重なって生命が誕生したといわれ、その謎は完全には解明されていません。
人が長い年月使い続けると、たとえ無機質のものでも愛着がわき、命が宿ったように感じる、そのことを主題として造形作品に完成させたことを評価します。
ラジオやコンピューター、ボルトやナットなど長い間使われ、廃棄されたものが、形の統一感や変化をもち、台紙にした赤の色の強さがマグマのような感じで、それらが再び命を得たように浮き上がる躍動感のある造形作品となっていると思います。
これからも身近にあるたくさんのものを大切にし、命を吹き込んでほしと思います。
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