カミコ・デラックス
京都先端科学大学附属高等学校クラブザンビア

＜コンセプト＞
現在、私たちが当たり前に受けている「教育」の場は世界平等に設けられているわけではありません。
生まれ育った環境により受けることのできる教育に格差が生まれているのが現状です。
そのような教育格差をテーマに作成したのが今回の『カミコ・デラックス』です。
学校や塾に行けば教育を簡単に受けることができる、その状況が日常的にない地域の人たちからすれば、教材や文房具すら貴重なものです。そこで私たちはたくさんの使えなくなった文房具を一つの大きなペンとして作成し、「ペンは剣よりも強し」というような１つのペンがあれば世界を変えることもできるという希望を乗せました。

＜アピールポイント＞
私たちは現在、世界で起きている学びの不均衡に疑問を持ち、解決につながるようなメッセージを世界に届けるためにこの作品を制作することにしました。
制作にあたって、私たちは段ボールで作った鉛筆型のリサイクル用回収ボックスを校内に設置し、私たちが学ぶ上で必要なものをテーマに置き、短くなった鉛筆やインクの出なくなったボールペンなどの使えなくなった文具を回収しました。
また、教育が進歩していく反面、数年で古くなり更新され、捨てられる参考書や教科書にも目をつけ、回収を行いました。
そしてそれらを貼り合わせて、文具で大きなペンを、参考書や教科書で手の形を表現しました。
手はモノクロームで統一し、ペンはカラフルにして、色の対比を強調しました。
さらに、ペンの本体と先端を光らせることで未来への希望を表現しています。

＜使用素材＞
● 文房具　● 古本　● 針金　● 木材

CATEGORIES

2022