2017 受賞作品|中学生の部|優秀賞
いなくなった生命~アノマロカリス・カナデンシス~(イナクナッタイノチ~アノマロカリス・カナデンシス~)
千田 湖木
主な使用素材
古くなったカーテンとその金具、新聞紙、植木鉢
作品コンセプト
私は今回の作品のモチーフを”アノマロカリス”にしました。その理由は、リサイクルとは、「使わないモノをまた新しいモノとして再生させる」ということだと思ったので、私も最初は新しく斬新なモノをモチーフにしようと考えていたのですが、もともと使わないモノ=廃材は、かつては、色々な時に使われていて、輝いていた時もあったのです。そして月日が流れて、だんだんと壊れていったり、動かなくなったりして、”廃材”になってしまう。それはまるで生き物の生き様のようだと思い、まだ人間が地球にいない時代の生き物、古生物の”アノマロカリス”をモチーフにしました。
「今はもういない、だけど存在していた」という廃材と同じような意味を込めて、作品を作りました。
アピールポイント
私の作品で注目してほしい所は、2種類あります。
まず1つ目は体のところにある「から」です。これは、植木ばちを割って、色々な種類のオレンジで、表面をぬりました。そして、それをバラバラに置いてはることで、からをカラフルに見せました。
もう1つは古くなったカーテンに付いていた金属の部分です。最初はカーテンを手で破って、新聞紙の中にしきつめて、からをはった後でも中のフワフワ感を出したかったのですが、カーテンを全部破った後に残った金具も、どうせなら使おうと思ったので、ペンチで丸まっている部分をのばして、触角のところの「トゲ」にしました。でもこの部分は、金具が少なかったので、もう少しトゲを多く作って増やせばよかったと思っています。
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