2018 受賞作品|一般の部|優秀賞
BUTSU-Kudara(ブツークダラ)
本堀 雄二
主な使用素材
ダンボール、紙管、ビー玉
作品コンセプト
輸送などの用途が終わればリサイクルされ新しいダンボールへと生れ変る事と、仏教の輪廻転生と結び付け、そこから解脱した姿を表現しています。
アピールポイント
正面から見ると透明感があり、像全体が光輝き、横へと視点を変えていくと、使用済みダンボールの存在感が現れ、ボリュームある立体が感じられます。
胎内の魂の輪は平和と循環を表します。
審査員 講評
使用されたダンボールは輸送などの用途が終われば新しいものに替えられる。このことと仏教の輪廻転生と仏像の姿とを結びつけた作品、そのメッセージ性と見る人の角度によって空間が変わり、像の姿が変化する魅力ある造形作品となっている点を評価します。
特に捨てられ、廃棄されるダンボールが、神々しく威厳のある仏像として生まれ変わるという意外性と精神性がリサイクルアート展にふさわしいと感じました。
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