2022 受賞作品|中学生の部|優秀賞
Hunting Trophy
中野翔子
<コンセプト>
今、鹿の数が以上に増加していて、自然生態系の破壊につながっているという。このことは今まで、人間の活動に起因しているという明確な証拠が無かった。その為、環境問題としてあまり取り上げられていなかった。しかし、現在では人間の活動が関係しているという見方もある。森林生態系には人知を超えたバランスがある為、人が知らぬ間に環境を壊してしまったことにより、想定もできないような事態になった可能性もある。
鹿の増加で多くの生物が絶滅の危機にさらされているらしい。鹿が増える原因の一つには、ハンターの減少も関わっていると言われている。だから、生態系の破壊を阻止することに私も貢献出来たらいいと思い、将来ハンターになりたいと志した。だから、その象徴として、将来もう一度「本物」で作ることを願って、この「Hunting Trophy」を作った。でも、この対策では無駄な犠牲がででしまうと考えられる。だから私は、生命を無駄にせず、森林を保全できる解決策が見出されることを一番に祈っている。その解決策はもちろん私も、そしてこのことを知った一人一人が考えていけるようにしたい。
<アピールポイント>
使い終わったノートの表紙を集めていた。それらを薄くして、細かく切って、この作品に張り付けて、毛の流れを表現した。そして、鹿の角の形や耳の付き方は、曲がっている方向や傾き方などを意識し、本物に近い形になるように気を付けた。
また、台座は、安定する形を見つけるために試行錯誤を重ねたり、正面の所には紙袋を貼り付けてデザインが良くなるようにした。
<使用素材>
● 新聞紙 ● ノートの表紙 ● 段ボール ● ガチャガチャのカプセル ● 紙袋 ● 値札を結んでいた紐 ● 割りばし● ガムテープ● ボンド● みずのり● 絵の具
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