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2019 受賞作品|中学生の部|優秀賞

フルーツの実るリサイクルプラネット(フルーツノミノルリサイクルプラネット)
赤井川村立赤井川中学校 文化部(6名)

主な使用素材
古くなった針金と毛糸、ペットボトルなどのふた、お菓子とゼリーの容器、ガシャポンのカプセル、使わなくなったビーズとビー玉

作品コンセプト
近年、プラスチック問題が深刻になってきています。例えば、海にプラスチックが流出し、海の生態系に影響を与えていることや、マイクロプラスチックが私たちの飲料水や食塩に含まれているかもしれないことが挙げられます。
現在、そんなプラスチック問題の原因となるプラスチックごみの1人あたりの発生量は日本が第2位であり、私たちは、国際的な責任をもたなければならない立場にあります。
そこで、問題の解決のために必要になってくるのが、プラスチックごみのリサイクルです。ペットボトルのふたやガシャポンのカプセルなど、私たちにとって身近なリサイクル素材を使用したので、この作品を通してリサイクルについて考える人が増えてくれたら嬉しいです。

アピールポイント
私たちは、自分自身のためにリサイクルをしていると考えました。
リサイクルをすることで、私たちの生活は成り立っています。「巡り巡って私たちの身(み)になる」ということを「みずみずしいフルーツの実(み)」に例えて、惑星にリサイクルのフルーツが実っている様子を表現しました。
全体的に丸い形のものを使い、“巡らせる”ことを表現しています。また、ふたに模様を描いたり、カプセルやお菓子のケースにフイルムなどを入れたりして、明るく希望をもてる未来を表現するように工夫しました。
土台の中にある3つのビー玉は、3Rの「リデュース」「リユース」「リサイクル」の意味を込めています。

審査員 講評
リサイクルは自分自身のためにしているということ、つまり「巡り巡って私たちの身になる」ということを、惑星にみずみずしいリサイクルフルーツの実に例えて表現したとのこと。
色鮮やかな球体に意味を持たせるとともに、全体も線で丸い構成として希望のもてる未来を提案し、土台のビー玉の3つに「リデュース、リユース、リサイクル」の意味を持たせるなど、豊かな環境、循環型社会を創造しようという願いがこもっていてよいという評価です。

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2019