2019 受賞作品|小学生の部|グランプリ
進め!人工衛星 ~未知なる未来の宇宙の為に~(ススメ!ジンコウエイセイ ~ミチナルミライノウチュウノタメニ~)
谷口 青(4年生)
主な使用素材
段ボール、ボール紙の筒、ラップの芯、ペットボトル、食品トレー、ガチャガチャのケース、お弁当の容器、内側が銀色のおかし等の袋、アイスの棒、割りばし、アイスの容器、チーズの箱、お菓子の箱、ポテトチップスの筒の丸いふた、ピンチハンガーから取った洗濯ばさみ、針金ハンガー、木製プラモデルの残った方、コーヒーメーカーの透明のふた
作品コンセプト
運用を終えた人工衛星が、スペースデブリになってしまうのを減らすために、国際人工衛星ステーション(黒い箱の外側上部の、洗濯ばさみアームが付いている人工衛星)を作りました。
国際人工衛星ステーションは、まだ活躍できるのに燃料が少なくなり使えなくなってしまう人工衛星に、燃料を補給することでリユースさせる事ができます。
また、故障した人工衛星を、アームを使って修理ができます。直せなかった人工衛星は、部品を取っておいて、別の人工衛星の修理の時にリサイクルして使います。
この作品は、燃料が少なくなったスペースデブリ観測機(黒い箱の外側・向かって左横)が、国際人工衛星ステーションに燃料補給してもらう為に、これからドッキングする場面を作りました。
他にも、こんな人工衛星があったら良いなと思うものを作りました。
アピールポイント
・色々なタイプのオリジナル人工衛星を作りました。
・国際人工衛星ステーション(黒い箱の外側・上部)のアームは稼働できます。
・スペースデブリ観測機(黒い箱の外側・正面向かって左横)は、パラボラアテナと電波をキャッチするところを一つのペットボトルから切り出して作りました。
・地球外生命体を探しに行った人工衛星(黒い箱の中・正面向かって左)、丸いふたを使ったソーラーパネルがくるくる回せるので、太陽の向きに合わせて稼働します。
・宇宙探査機イカロスを真似た、ダークマター探査機タコロス(黒い箱の中・真ん中)は、銀色の帆が綺麗に開くように、割りばしの向きを調節しました。
・太陽黒点観測探査機(黒い箱の中・向かって右)は、太陽を観測している様子を表す為に、透明のふたを使ったレンズの奥に太陽の絵を描いています。
審査員 講評
燃料を補給したり、故障した人工衛星がゴミにならないようにいろいろ工夫した人工衛星を独自に考えたその発想が評価できます。
造形的には点、線、面、球、四角、円柱など、形がそれぞれ面白く、色も宇宙空間を飛ぶ雰囲気が出ていてよいと思います。